- 自分に合った回線の見つけ方
- 利用中の回線が自分に合っているのか
といった事で悩んでいませんか?
今回は、戸建てのネット回線の上手な選び方を紹介します。
これから新規でネット回線を契約される方も、乗り換えを検討中の方にも参考になる内容になっています。
この記事の目次
①戸建てで利用できるネット回線の種類とその特徴
ネット回線と言っても多くの種類があり、どれを選べばよいか迷う方も多いはずです。
そこで「戸建て」で利用できるネット回線の種類と特徴をまとめました。
1.1光回線
現在のネット回線は、光ファイバーを利用してネットの信号を送受信する「光回線」が主流です。
光回線には、
- 通信速度の低下
- 外的要因(電子レンジが発生する電磁波など)によるネット切断が少ない
- 高速で快適な回線
というメリットがあります。
ただし、各種費用が割高というところがデメリットといえます。
1.2 ADSL回線
ADSL回線は、光回線が登場するまで主流のネット回線だったため、現在も多くの利用者がいます。
ADSL回線には、
- 工事が簡単で利用しやすい
- 料金は割安
というメリットがあります。
ただし、
- 速度は光回線より劣る
- NTT局舎からの距離が遠くなると速度低下を起こす
- 外的要因によってネット切断が発生する
といったデメリットがあります。
1.3ケーブルテレビ系ネット回線
ケーブルテレビ系のネット回線は、主にケーブルテレビの利用者がセットで利用します。
テレビサービスなしでも契約は可能ですが、テレビとネット回線をセットにすることで割安の料金となっています。
ケーブルテレビを利用している方は、工事費用があまりかかりません。
ケーブルテレビ系ネット回線の速度は、ADSL回線よりは高速ですが、光回線には劣ります。
サービス提供エリア外に引っ越しを行った場合は解約となり、メールアドレスなどの継続利用ができないといったデメリットもあります。
1.4電力会社系ネット回線
電力会社などが提供するネット回線はケーブルテレビ系ネット回線と同じように提供エリアが限られます。
ただし、光回線と同等の速度で提供されています。
独自回線であるため、利用者が多くないことで安定した速度が保てるのがメリットです。
最近では、ガスや電気などとセットで割引きをしている回線も増えてきています。
1.5モバイル回線
ネット回線の中で、一番安価に利用できるネット回線です。
持ち運べる端末なので自宅だけでなく、屋外でも利用できることが、最大のメリットです。
ただし、
- 他のネット回線と比較すると通信速度が遅い
- 一日のデータ通信量に制限がある
- 電波が入りにくい場所では利用できない場合がある
といったデメリットがあります。
②どうやって光回線を選べばいいの?
現在では、インターネット上にデータ量の大きいコンテンツが増えたので、通信速度が速い光回線でないと満足なネット通信が出来ません。
基本料金なども、以前に比べだいぶ下がったので、ADSL回線の高速タイプより安く済むことさえあります。
そのため、建物の関係で工事が出来ないといった方や、引っ越しが多く固定回線の契約が難しい方以外は、光回線がおすすめです。
光回線にも多くの種類があります。
ここからは、
- 主な光回線の特徴
- 自分に合った回線の選び方
について解説していきます。
2.1フレッツ光の新規契約はおすすめでない
フレッツ光は、光回線の先駆けです。
フレッツ光も進化を遂げ、開始当時は最高速度が100Mbpでしたが、現在では最大1Gbpsまで出るようになりました。
フレッツ光の特徴は、回線とプロバイダーが別契約になっており、支払い先も二つに分かれているところです。
フレッツ光は2年契約を条件として、月額費用を割り引くなどのキャンペーンを行っています。
しかし、他回線と比べると高めの料金設定になっているので、これから新規での契約はおすすめしていません。
2.2 auユーザーならauひかりがお得
auひかりはKDDIが提供する独自の光回線で、通信速度は最高1Gbpsでフレッツ光と同等です。
なお、auひかりの提供エリアはフレッツ光より狭く、希望しても必ず契約が出来るとは限りません。
auひかりでも、各種キャンペーンを行っており、
- 工事費実質無料のキャンペーン
- auスマートバリュー
があります。
auスマートバリューとは、auのスマホや携帯電話とセットで月額費用から1台あたり500円~料金を割り引くシステムです。
auスマホユーザーは下記の記事で、auひかりの特徴を確認してみてくださいね。
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2.3 ソフトバンクユーザーならソフトバンク光がお得
ソフトバンク光は、最近契約数の多い「光コラボ回線」の一つです。
光コラボ回線とは、フレッツ光の回線設備を利用し、プロバイダーをセットで提供するお得な光回線の総称です。
光コラボ回線には
- 料金の支払いが簡単
- 料金が割安
というメリットがあります。
ソフトバンク光の各種料金は、初期費用として「登録料3,000円」と「工事費用24,000円」がかかり、月額費用は5,200円です。
現在は、お得にソフトバンク光が始められるように、他回線からの乗換え新規契約で工事費用が実質無料になるキャンペーンをしています。
また、ソフトバンクのスマホとのセットで、月額費用を割り引くセット割り(おうち割光セット)があるます。
ソフトバンクのスマホ利用者さんには一番おすすめのネット回線です。
※割引き率はスマホの契約プランによって異なります。
その他、他社のスマホからソフトバンクのスマホに切り替え、あわせてソフトバンク光を契約すると、旧スマホ回線の解約違約金(9,500円)が無料になるキャンペーンがありますので、ネット回線とスマホを同時にソフトバンクする方も多くいます。
ソフトバンクスマホ利用者の方は、下記の記事でソフトバンク光の特徴を確認してみてくださいね。
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2.4ドコモユーザーにはドコモ光がお得
ドコモ光は、ソフトバンク光と同様に「光コラボ回線」ですので、通信速度はフレッツ光と同等です。
ドコモ光の各種料金は、初期費用として「登録料3,000円」と「工事費用18,000円」となり、月額費用は5,200円です。
なお、ソフトバンク光同様、フレッツ光ネクストからの転用(切り替え)の場合は、工事費用は不要となります。
ドコモ光もドコモのスマホや携帯電話を利用していると、月額費用から500円~が割り引かれるスマホ割りがあります。
ドコモのスマホユーザーは、下記の記事でドコモ光の特徴を確認してみてくださいね。
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2.5 主要光回線4社の比較
4つの回線の比較が簡単に出来るように、特徴や各種料金を一覧にまとめました。
各光回線の特徴 | |
フレッツ光 | 利用回線:NTTフレッツ網
回線速度:1Gbps 基本料金:5,700円(プロバイダー別500円~) 初期費用:18,800円 スマホ割:なし |
auひかり | 利用回線:KDDI網
回線速度:1Gbps 基本料金:月5,100円 初期費用:40,500円 ※工事費はネットと電話で実質無料 スマホ割:auスマートバリューで1回線500円~ |
ソフトバンク光 | 利用回線:NTTフレッツ網
回線速度:1Gbps 基本料金:月5,200円 初期費用:27,000円 ※工事費は実質無料 スマホ割:おうち割光セットで1回線500円~ |
ドコモ光 | 利用回線:NTTフレッツ網
回線速度:1Gbps 基本料金:月5,200円 初期費用:21,000円 スマホ割:ドコモ光パックで月500円~ |
③TVのオプションが知りたい
光回線各社では、いろいろなオプションサービスを提供しています。
その中で今回は、戸建てで利用の多いテレビのオプションサービスについてお伝えします。
テレビのオプションは大きく分けると以下の二種類があります。
- 地上波やBS放送を再送する「有料チャンネル放送サービス」
- レンタルビデオのように映画を視聴できる「オンデマンド配信サービス」
通常BS/CS放送にはアンテナが必要ですが、光回線のオプションで契約をすると光回線で映像が配信されます。
そのため天候などの影響を受けずらく安定してTV番組が楽しめるという特長があります。
【フレッツ光のTVオプション】
フレッツ光では
- フレッツテレビ
- ひかりTV
- U-NEXT
- Hulu
が視聴可能です。
「フレッツテレビ」はスカパーが提供している地上波と、BS放送の有料チャンネル放送サービスで、その他はオンデマンド配信サービスとなります。
月額費用は「フレッツテレビ」が660円、「ひかりTV」は1,080円~3,780円とチューナーレンタル料540円の合計1,620円~4.260円、「U-NEXT」が2,419円、「Hulu」が1,070円となります。
【auひかりのTVオプション】
auひかりでは、CMで有名な「スマートパス」という映像配信サービスが提供されています。
月額費用は1,980円~とセットトップボックスレンタル料(視聴用機器)540円となります。
なお、選択するチャンネル数などにより、月額費用は変動します。
【ドコモ光のTVオプション】
ドコモ光には
- ひかりTV
- スカパー
- dTV
などがあります。
「ひかりTV」「スカパー」については、フレッツ光と同等の料金で提供されています。
「dTV」は月額費用は500円のオンデマンド配信サービスです。
【ソフトバンク光のTVオプション】
ソフトバンク光では
- ひかりTV
- スカパー
- Netflix
が契約できます。
「ひかりTV」と「スカパー」は、フレッツ光と同等の料金、サービスとなります。
「Netflix」は世界最大のオンデマンド配信サービスで、一か月無料でお試しが出来ます。
インターネットにつながった複数の端末でお好きな映像を選んで視聴できます。
④戸建て特有の悩み
戸建てのネット回線には戸建て特有の事情により利用できないものがあります。
携帯電話などの電波が届きにくい家庭の場合、モバイル回線は利用できません。
また、各社光回線の提供エリアであっても
- 光回線を引き込む電柱と家までの間に障害物がある
- 借家で家主から工事の許可がおりない
などの理由で、光回線が利用できない事もあります。
このように、お住いの地域や構造物の形状などで、希望するネット回線が利用できない場合もあることを理解しておく必要があります。
⑤本当にお得なネット回線を選ぶコツ
ネット回線はお住いの環境や地域、使っているスマホなど、さまざまな条件によって、ベストな選択肢が変わってきます。
多くの方は営業マンのトークを鵜呑みにしてしまいますが、多くの場合、もっと良い条件のネット回線があります。
下記の記事であなたの条件にぴったりのネット回線をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
住まいやスマホなどの条件を入力すると、1分程でピッタリの回線が分かります。↓↓↓
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